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不妊治療産婦人科と男性不妊

不妊症は、日本では、古代より慣習的に女性側に問題があると考えられていました。ですから、妊娠できないことの理由によって、女性は辛い立場に追いやられ、夫婦問題のみでなく、嫁姑の問題になることも少なくありません。ところが、実際には、不妊症は女性側に原因があるのは約40%で、男性側または男女共に原因があるのは約45%というデータがあります。これから明らかなように、実際には半数以上で男性側に何らかの障害があるわけです。このことを男性不妊と呼んでいます。男性不妊の多くは、精子を作る機能に何らかの異常がある場合です。

男性不妊と言われるこの精子を作る機能に支障があって不妊症につながっているわけですが、近年では環境ホルモンの影響によって男性不妊が増えていると言われています。WHOによりますと、1回の射精で2ml以上の量、精液1mlあたりの精子の数が2000万以上、運動率50%以上、奇形率15%以下を正常と定めています。この基準に満たない場合に男性の不妊症と診断されています。男性の不妊症の原因は、精液に異常がある場合が約8割を占めていますが、自覚症状がありませんから、女性がクリニックを受診して異常がなく、男性が精液検査を行って初めて不妊が明らかとなるケースが多くなっています。

男性の不妊症の改善には、精子の数を増やしたり、運動率を上げる必要がありますが、そのために必要な栄養をしっかり摂るようにしましょう。また、睾丸をできるだけ体温より低い温度の環境にしておくことが重要となります。精巣が精子を製造するには、体温より何度か低い状態がベストです。昔から入浴後は、睾丸に冷水をかければ良いと言われていました。最近の男性は、ぴちぴちの下着やジーンズを好みますが、熱がこもって精巣の温度を上げ不妊症につながりかねません。不妊症を解消する、あるいは妊娠しやすくするためには、圧迫感のない衣類が良いでしょう。

男性不妊の素、男性の精子数は明治時代の男性と比較しますと、約2分の1に減っていると言われています。男性の不妊症の改善には、できるだけ頻繁に射精をすることが勧められています。射精をしませんと本能的に必要ないものと判断され、精子の製造量が抑えられてしまいます。古い精子が出ていきませんと新しい精子は製造されないわけです。精子は、毎日入れ替わることはありません。精液の90%近くを占める前立腺液は前立腺で作られるのですが、前立腺は仕事をしませんと腫れると言われています。前立腺を活性化させるために、そして不妊症を克服するために、積極的に射精をしましょう。

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